心込めて贈るチョコ菓子／ぷちとりっぷ（広島市南区段原周辺）

オープンして１７年目の洋菓子店です。オーナーの秋山由里さんは、優れた技術と幅広い知識を持つ１級菓子製造技能士です。店の商品は、高い付加価値の証し「グッドスキルマーク」（厚生労働省）を受けています。

バレンタインの期間限定ケーキはチョコレートの深い味わいが印象的です。「ハートのザッハトルテ」（２３００円、要予約）は、かわいいハート形のケーキ。ふわふわのココアスポンジとベルギー産チョコレートを使ったクリームを重ね、とろける食感です。「イチゴで華やかに仕上げました。コロナ下だからこそケーキを囲んで笑顔になってほしい」と思いを込めます。

「ほんのり香るブランデーショコラ」（３千円）は、フランス産カカオ７０％のチョコレートなど高級素材を使用。しっとり焼き上げた大人の味わいです。どちらのケーキも２月末までの販売です。

（宮地佳代）

「非日常を体験できる場所を」。宝石店を営む伊藤搖峯（ゆみ）さんが手掛けるカフェです。ロココ調の家具が置かれたきらびやかな空間で、宝石をテーマにした美しいスイーツを味わえます。

「ストロベリーとチョコレートのベリーラブストーンパフェ」（１７８０円）は、２月末までの限定メニュー。イチゴの酸味とチョコレートが相性抜群の一品です。北海道産生乳のソフトクリーム、濃厚なガトーショコラ、アーモンドの焼き菓子、イチゴの炭酸ゼリーなど、さまざまな味と食感を楽しめます。グラス中央の「赤い宝石」は、甘酸っぱいフランボワーズのゼリーアイス。粒状のホワイトチョコレートはパールのようです。

「大切な人と過ごす特別な空間、時間を提供できれば。おしゃれをして写真を撮るのもお勧めです」と、伊藤さんはにっこり。

（難波亮子）

店名通り、記念日を飾る多彩なケーキを提供しています。ホールケーキは種類が豊富で、常時１５種類が並びます。ビタミンＥが豊富といわれる向原農園（安芸高田市）の卵や、風味豊かなスペイン産のアーモンドを使用するなど素材選びにも力を入れています。

バレンタインの時季だけ登場する「焼チョコブラウニー・大」（１５００円）は、濃厚でしっとりとしたブラウニーの上に、サクサクのチョコフレークがのったかわいい一品。「幸せを運ぶ」といわれるテントウムシのチョコレートとキャラメルナッツが彩りを添えます。アーモンドをふんだんに使用した軟らかい「マカロン」（２３０円）もお薦めです。

「恋する人がたくさん来店されます。幸せのお手伝いができるのはうれしいですね」とオーナーシェフの信友慎也さんはほほ笑みます。

（下迫恵美）