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【住まいるナビ】宅地開発とともに考える“街づくり”

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コミュニティが資産価値につながる!? 世代を超えて“住み続けたい”街づくり

全国で大きな災害が続いたこと、コロナ禍で「おうち時間」を大切にするライフスタイルが定着してきたこと、さらに、世の中が「サステナブル(持続可能)」な消費生活行動にシフトしていることなどを受けて、今、街づくりに対する考え方も変化を見せています。その一つの傾向が、「コミュニティ」重視の街づくりです。

 

隣に誰が住んでいても気にしない、そういうドライな関係を望む声は今でもなくなったわけではありません。しかし一方で、適度な地域交流を望む人が増え、大規模マンションや住宅団地の開発で、住民コミュニティの形成を促すような施設・設備や仕組みを導入するケースも増えているように思います。例えば、牛田早稲田で分譲中の住宅地「SATONOWA(さとのわ)」もそのひとつです。

▲SATONOWAの街並み(車道側)

 

この街には、個々の住宅区画を仕切る壁の代わりに「フットパス」という歩行者専用の小道が巡らされています。豊かな植栽と共に四季の移ろいを身近に感じつつ、のんびりした家族の時間や、住民同士の小さなつながりを育む空間になっています。またかつて地域のお祭りなどを開催していた広場は形を変えて残し、住民や地域の交流拠点となるコミュニティハウスや、街の魅力を体験できる賃貸住宅をその周りに配置。地域菜園を検討したり、バーベキューイベントを計画したり、新旧の住民たちの交流を促すべく、事業者が関わりながら、運営していく予定です。

 

かつてたくさんの住宅団地が誕生し、子育て世代を中心に入居しましたが、その多くが、住民の高齢化とともに新たな問題に直面しています。空き家が増えたという団地も多く、住民の世代交代がうまくいっていない団地は少なくないようです。空き地が増えれば資産価値が下がり、さらに住宅売買がしづらくなって、新たな家族が入ってこないという悪循環…。その連鎖を断ち切るのが、「住んで楽しい」「住み続けたい」と思える街づくり。そのためにも、地域交流はとても大切だと考えています。

▲歩行者専用のフットパス

▲コミュニティハウスに続く小道

もちろん、分譲に関わる事業者が無期限に地域交流に関わっていくのは難しいですし、住民主導での地域交流を続けていけるかどうかは、大きな課題のひとつです。とはいえ、コミュニティに魅力を感じて街選びをした人は、コミュニティの大切さを理解している人です。そういう人が集まって盛り上がる街なら、コミュニティ運営をはじめ、街の将来を真剣に考える人も多いように思います。世の中が大きく変化する時代だからこそ、個々の住宅だけでなく、長く住むことになる街選びにもさまざまな視点をもって臨みたいものですね。

▲コミュニティハウスでは現在パン屋さんの出張販売イベントなどを不定期開催。今後は時間貸しなども含め、地域での運用方法を模索中

お話を伺ったのは…

株式会社トータテ都市開発
事業部次長 浅並大悟さん

SATONOWAはコミュニティだけでなく、個々の住宅性能やプランづくりにも力を入れています。街や住まいの見学はお気軽にお問い合わせを。

 

〈お問い合せはこちら〉
SATONOWA ヴェルコート牛田早稲田
https://www.totate.co.jp/satonowa/
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アシタノ編集部

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