【住まいるナビ】暮らしに寄り添う賃貸住宅

近年、私たちが扱う新築賃貸物件の多くは、建物の断熱性能を高め、太陽光発電や高効率給湯器などを備えたＺＥＨ対応の住まいになっています。また、ホテルライクな暮らしを実現する共用部設計（写真①）や、四季を通じて緑を楽しめる植栽をふんだんに取り入れることで「経年美化」を叶える外構も人気（写真②）。既存住宅の場合でも、省エネ設備をプラスしたり、スマートキーなどのデジタル機器を活用したりと、時代の変化や新たなニーズに合わせたリノベーションが数多く行われています。

今回ご紹介するのは安佐南区にある築30年の賃貸アパート。室内は過去のリフォームできれいでしたが、間取りは3DK。部屋が小分けで暮らしにくく、なかなか入居者が決まりませんでした。そこで、3DKを1LDKに間取り変更。部屋全体の大規模リノベーションを実現しました。

2つの洋室は1つにまとめ、大容量のウォークインクローゼットを設置。ファッションにこだわる若いご夫婦でもたくさんの洋服をストレスなく収納できます（間取りⒶ）。8畳のダイニングキッチンは、南側にあった6畳の和室＋押し入れ部分も合わせて17畳の広々としたLDKに（間取りⒷ）。壁付だったキッチンを、カウンターを備えた対面キッチンにすることで、家事をしながら家族の団らんも楽しめる間取りになっています（写真③）。キッチンの横にダイニングテーブルを並べる家具配置で、配膳や後片付けもラクラク。リビングに大きなテレビやソファを置いてもまだゆとりを感じるほどの、開放的なLDKが完成しました。リノベーション後はすぐに新婚のご夫婦がご入居。家賃も6万円から8万円へのアップで集客できた事例もあります。入居者様にもオーナー様にもご満足いただけるマッチングが実現しました。

賃貸住宅は常に住む人の暮らしに寄り添うことで、より良い暮らしを求める入居者様と、資産を生かしたいオーナー様とのマッチングをかなえています。新築・リフォームから販売や仲介に至るまで幅広く対応してくれる不動産会社なら、住まい探しや土地活用の選択肢も広がりやすいかもしれませんね。