みんな大好き 定番の丼/ぷちとりっぷ(広島市中心部)
ふっくらと盛られたご飯に多彩な食材がのる丼料理。中でも、カツ丼、天丼、マーボー丼は老若男女に愛される定番です。それらを提供する、広島市中心部の3店を紹介します。
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります
- 目次
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- ・ めん処(どころ) 栄家
- ・ てんぷら あら谷
- ・ 中華海鮮薬膳 トンフォン
めん処(どころ) 栄家
さくさくのカツ だしが決め手
7月で創業35年を迎えたうどん・そば店です。お昼時には、みそ汁サイズのうどんが付いた「かつ丼」(950円)がよく出ます。おいしさの秘訣(ひけつ)はだしです。厚削りのかつお節と北海道の羅臼、利尻の昆布から取ったうどんのだしをベースに、しょうゆや砂糖、みりんを加えてカツ丼仕様に。「しょうゆは川中醤油(広島市安佐南区)に造ってもらった当店オリジナル。味わいが引き立ちます」と店員の山本龍司さんは話します。
カツの食感も魅力の一つ。ご飯にカツをのせ、その後に溶き卵を入れただしをかけるので、さくさくのまま味わえます。
うどんは創業当時からある「チャンポンうどん」(1100円)が人気です。豚、イカ、エビのほか、キャベツやタマネギなどの野菜がたっぷり入っています。だしの風味と炒めた具材のうまみが合わさり、細めの麺とよく絡みます。
(吉本真人)
- 店名
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めん処(どころ) 栄家
- 住所
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広島市中区中町4―8
- 営業時間
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月―金は午前11時~午後9時(祝日の場合は午後2時30分まで。ラストオーダーはいずれも終了30分前)。土曜は午後6時30分まで。 ※土曜、祝日は食材がなくなり次第終了
- 定休日
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日曜
- お問い合わせ
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082(247)5553
てんぷら あら谷
揚げたての天ぷら 豪快に盛る
創業25年の天ぷら店です。店内は全席カウンターで、目の前で天ぷらが揚がっていく光景に食欲をそそられます。
お薦めは10種類以上の野菜やエビの天ぷら、温泉卵がのった「月見天丼」(2千円、みそ汁と漬物付き)です。野菜はトウモロコシ、ナス、パプリカなど、その時々で仕入れたものを使用。さくっと揚がった野菜は、素材本来のみずみずしさとおいしさがしっかりと味わえます。「新鮮な油を使い、衣を付け過ぎないよう軽めに仕上げています」と店長の荒谷卓也さんが教えてくれました。好みでかける甘辛いたれは温泉卵とよく絡み、箸が進みます。
ディナーは予約制で、天ぷら10品やサラダなどがついた「おまかせ」(9900円)を提供しています。「自分が食べておいしいと思えるものをお客さまにも出していきたい」と荒谷さんは思いを込めます。
(近藤那美)
- 店名
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てんぷら あら谷
- 住所
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広島市中区本通2-21
- 営業時間
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ランチは午前11時~午後1時ごろ(土日祝日は午後1時30分ごろまで)、材料がなくなり次第終了。ディナーは午後5時30分~8時30分(予約制)
- 定休日
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不定休
- お問い合わせ
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082(247)6656
中華海鮮薬膳 トンフォン
マーボー豆腐 自家製油でこく
平日のランチ限定メニュー「麻婆(マーボー)丼セット」(千円)がお薦めです。四川風マーボー豆腐のしびれるような辛みにご飯の甘みが絡み、絶妙の味わいです。
辛みのある独自のペーストは、ご飯に合うようトウバンジャンと、うまみの濃いピーシェントウバンジャンをブレンド。もち米に米麴(こうじ)と日本酒を加えて糖化させた自家製チューニャンで味に深みを加えます。
肉みそは食感が楽しめるよう粗びきの豚ミンチ。テンメンジャンや紹興酒などを加えて炒め、うまみを引き出します。ペーストと肉みそを、鶏がらスープ、木綿豆腐と共に鍋に投入。ラー油などで味を調えます。
料理長の岸部一亮さんは「決め手は自家製油です。牛脂を煮込んで溶かし、唐辛子などで味付け。独特のこくが出ます」と力を込めます。
(津田慎介)
- 店名
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中華海鮮薬膳 トンフォン
- 住所
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広島市中区立町3-13 ひろしま国際ホテル1階
- 営業時間
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午前11時~午後2時、午後5時30分~9時
- 定休日
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木曜
- お問い合わせ
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082(240)0558