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【HIROSHIMAおしごと図鑑】輝くワーキングママインタビュー 客室乗務員編

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母や妻である前に、一人の女性であり一人の人間
多くの人に支えられて「今の私」があります

日本航空 広島支店 JALふるさとアンバサダー 客室乗務員
フィリップス 千咲さん

空の仕事も、地域を応援する仕事も

新卒でJALの客室乗務員として働き始めました。就職活動ではJALの最終面接が一番印象的で、面接官が、私の話に心から興味を持ち熱心に耳を傾けて聞いてくれていました。入社してからも、その方の誰に対しても丁寧に対話する姿に変わりはなく、私の目指す姿です。結婚後は、東京から東広島市に移住。母になってからも、東京への遠距離通勤をしながら乗務を続けていました。

 

2020年、全国各地域の活性化をきめ細やかに応援するため、現役客室乗務員によって構成される「JALふるさと応援隊」の社内公募に応募。47都道府県ごとに選ばれた総勢1,000名とともに、私は広島県担当として乗務をしながら活動を始めました。そして今年度、自身の故郷やゆかりのある地域に移住し、地域の活性化のために働きたいという想いを持った現役客室乗務員で構成される「JALふるさとアンバサダー」の社内公募にも応募。全国17拠点20名の中の一人として広島で活動をすることになり、今に至ります。地域を応援するため、客室乗務員の経験を生かしながら、誘客に向けた観光地のPR、観光プロダクト開発や地域産品開発に取り組んでいます。マニュアルが無い仕事ですが、型にとらわれない面白さがあると感じています。

応援してくれる家族に感謝し、人生を楽しむ

かつては遠距離通勤での乗務で東京滞在が多く、月の半分くらいしか帰宅できませんでした。そのため、子どもたちには寂しい思いをさせました。「JALふるさとアンバサダー」就任後は、娘から「毎日一緒に寝られてうれしい」と言ってもらえましたが、息子からは「いろんな国の話を聞くのが楽しみだったのに」と言われることも(苦笑)。それでも、今は日々のちょっとした話をタイムリーに聞いてあげられることがうれしいです。習い事の送迎もできますし、家族の好きなことをより近くで応援できているように感じます。地域を応援する今の仕事も、かつての「空」の仕事も、両方を応援してくれる家族の理解と協力には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

たくさんの人に支えられて今の私があります。JALの仕事のほか、兼業の承認を得て「ライフコーチ※」としてクライアントのサポートも行っています。産休・育休中に家庭教育支援活動に携わった経験があり、再び同じ取り組みに携われるとは思ってもみませんでした。人生に無駄なことは何一つないと感じています。これからも、自分を好きでいられる選択をし続けていきたいと思っています。

 

※人間関係、仕事や家庭などあらゆるシーンにおいて、ポジティブな心理状態を作る手助けをする役割。

フィリップスさんの1週間のSCHEDULE

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アシタノ編集部

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