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専門店で楽しむ旬の果物/ぷちとりっぷ(広島市中心部)

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果物が豊富に出そろう季節です。ブドウや梨、イチジクなど、この時季ならではの旬の味覚を楽しみませんか。果物を知り尽くした専門店3店を、広島市中心部で巡りました。

 

※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります

果実屋 DOUBLE FLAT(ダブルフラット)

ブドウたっぷり 皮ごとサンド

店頭に並ぶ果物の食べ頃を見極め、フルーツサンドやパフェなどにして提供する専門店です。昨年12月にオープンしました。「自分で果物を買って食べない人にも、スイーツでおいしさを伝えられたら」とオーナーの柿川慎一さんは話します。

ブドウがたっぷり入った「ナガノパープルサンド」(790円)=手前=と「シャインマスカットサンド」(同)=奥右

 

今の時季はブドウの種類が豊富。種がなく皮ごと食べられるナガノパープルやシャインマスカットをフルーツサンドに使います。長野県産のナガノパープルは、甘みが強く酸味が穏やかです。動物性の生クリームと植物性ホイップを混ぜたクリームはさっぱりしていて、主役の果物の味を引き立てます。

「梨パフェ」。鳥取県産「新甘泉(しんかんせん)」を丸ごと1個と、広島県世羅町産「幸水」を使っている

 

「農家と消費者をつなぎたい」と話す柿川さん

 

パフェにも、専門店ならではの工夫が光ります。同じ果物でも品種や産地の違うものを組み合わせて、味や食感の違いを出しています。「梨パフェ」(1200円)は、梨の爽やかな甘さが、洋梨アイスやマスカルポーネ入りクリームと相性抜群です。

(難波亮子)

店名
果実屋 DOUBLE FLAT(ダブルフラット)
住所
広島市中区立町5―16
営業時間
午前10時~午後6時
定休日
水曜
お問い合わせ
082(909)2062

フルーツショップてるや

とろりと濃厚な古江いちじく

2018年にオープンしたフルーツ専門店です。店内には、市場や農家から仕入れた約20種類の果物が並びます。店主の大滝直美さんが旬のお薦めを教えてくれました。

広島市西区産の「古江いちじく」(右)と、三次市で収穫された「三次ピオーネ」

 

「古江いちじく」(1パック500円~)は甘みが強く、皮が薄いので皮ごとおいしく食べられます。とろりとした果肉は濃厚で、口の中でとろけた後はすっきりとした甘さが残ります。「三次ピオーネ」(1房2千円前後)は肉質が良く、上品な甘さと適度な酸味のバランスがとれた香り高いブドウです。1粒が大きく、口に含むとたっぷりの果汁があふれます。

大滝さんが厳選した旬の果物が並ぶ店頭

 

バナナやリンゴなど、販売している果物で作るフルーツジュース(300円~)も人気。砂糖不使用で、素材本来の甘さを味わえます。「信頼した農家さんや市場から仕入れたおいしい果物をそろえています」と大滝さんはほほ笑みます。

(近藤那美)

店名
フルーツショップてるや
住所
広島市中区立町4―18
営業時間
午前10時30分~午後7時(日祝日は午後0時30分から)
定休日
不定休
お問い合わせ
070(3776)5155

ビーガンフルーツカフェタマル 紙屋町

マスカットのパフェ 完全菜食

果物をメインにしたビーガン(完全菜食主義者)対応メニューをそろえます。植物性100%の食材で作るパフェやサンドイッチ、ドリンクが並びます。

シャインマスカットを5段に盛ったパフェ

 

この時季の一番人気は、シャインマスカットを1房丸ごと使ったパフェ(1650円、7~10月限定)です。大粒の果実を500グラム以上、豆乳製のホイップクリームとバニラアイス、フルーツソースと盛り合わせます。実をひと口かじると、弾力ある薄皮がはじけ、中から甘く濃厚な果肉が現れます。店長の田丸裕さんは「クリームとアイスがあっさりした味なので、ボリュームの割に1人で食べ切れますよ」と薦めます。

「卵や乳製品を使わないビーガン向けメニューは、アレルギーのある人にも喜ばれています」と田丸さん

 

広島市内で果物の卸や小売り、フルーツカフェを手掛ける「幟(のぼり)タマル」(南区)の直営店です。選び方を熟知したバイヤーが市場から買い付ける食材の果物は、鮮度と質の高さに定評があります。

(藤田菜穂子)

店名
ビーガンフルーツカフェタマル 紙屋町
住所
広島市中区紙屋町2―2―2―2階
営業時間
午前10時30分~午後7時(イートインのラストオーダーは6時30分)
定休日
月曜(祝日の場合は火曜)
お問い合わせ
050(8881)0064
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メディア中国編集部

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