【あなたの家計見直し隊】老後の貯蓄はどれくらいあればいい? 死亡保証についても教えてください。
相談者:転勤妻は楽じゃないさんご家族(広島市在住)
妻(45歳)派遣社員/夫(51歳)会社員/長男(中2) ※長女(大1)は別居
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見直し隊Anser
ご相談ありがとうございます。教育費と住宅購入のため、しっかり貯蓄されておられる上に、学資保険と個人年金でしっかり備えておられる印象です。
「老後資金がいくら必要なのか」は、とても関心の高い問題です。ご夫婦とも、現在厚生年金に加入しておられます。相談者様は加入期間が123カ月とやや短いものの、お2人の老齢厚生年金でかなりの老後資金がまかなえます。一番良いのは「元気なうちは働く」こと。年金を繰り下げ受給すれば、最大84%増額された年金が受け取れます。
現在社宅に入居して家賃を払っておられますが、定年退職後にマイホームを建てるご予定とのこと。年金受給見込み額を試算しながら住宅購入予算を決めれば、老後資金はそこまで心配ないように思います。実際にライフプランを作成して、シミュレーションしてみてはいかがでしょう。
保険の「死亡保証」は、基本的には、お子様が独立するまでに、夫婦どちらかに万が一のことがあった場合に備えるものです。相談者様ご夫婦は会社員で社会保障制度があるので、生命保険を掛け捨て型の逓減定期保険などにしてはいかがでしょう。逓減定期保険とは、死亡保険金の額が次第に減少していく死亡保険の一つ。手頃な保険料で、お子様が独立するまでの期間の「万が一」に備えることができます。
今回の見直し隊 吉井 徹さん
YOC代表。
金融機関に所属せず、保険・証券の販売をしない独立系FP。
投資歴約15年の個人投資家でもある。
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