【住まいるナビ】空間に合わせた家具選びのコツ③
家族構成や寝室での過ごし方に合わせて選びたいベッドスタイル
空間に合わせた家具選びでは、広さはもちろんですが、使う人の人数や空間をどのように使うかがポイント。さらに、最近では、寝室は「寝る」だけの場所から、ゆっくりくつろぐためのスペースとして見直されてきています。では、自分の生活スタイルに合うベッドはどのように選んだらよいでしょうか?
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寝室で楽しむそれぞれの時間
最近ではスマートフォンで動画を見たり、プロジェクターで映像を楽しんだりと、ベッド・寝室の使い方に変化が見られます。若い世代にもリクライニングベッドの人気が高まっているほか、子ども部屋は1人1室のスタイルが増え、2段ベッドはあまり見かけなくなりました。下に収納を設けたベッドフレームや、ヘッド部分に照明や充電スペースを備えたものなど機能的なベッドも多く、デザインと合わせて選択の幅が広がっています。
▲ベッドをソファのように使用した一例。リクライニングタイプで、長い時間過ごしても居心地の良いデザイン
フレキシブルに使えるベッド選び
「子どもが小さいうちは和室に布団」というスタイルは、和室のない家が増えている現状では難しい場合もあります。また、洋室の場合、ダブルベッド1台だと子どもと一緒に寝るには狭くなってしまいます。そこでおすすめなのがシングル2台、またはシングルとセミダブル、という組み合わせです。主寝室に多い6畳や8畳という広さに収まり、シングル2台でキングサイズになるので、家族一緒に寝るにもちょうどよいサイズ感。子どもが自室で寝るようになれば、ベッドを離して夫婦それぞれで使うこともできるので、長く使うことができますね。
▲シングル+セミダブルを合わせて使用した例。フレームを合わせれば、デザイン的にもスッキリ
寝心地や搬入路もチェック
ベッドを2台使う場合、夫婦それぞれ、寝心地の好みに合わせてマットレスを変えるケースもあります。マットにはコイルタイプやウレタンタイプなどがあり、同じコイルタイプでも針金の太さやコイルの数などによって、寝心地は大きく変わります。一人ひとりに合うものを選べるといいですね。また、ベッドフレームと違って分割が難しいマットレスは、搬入経路も確認しておきたいポイントです。搬入のしやすさも、2台を組み合わせるメリットと言えるかもしれません。
ベッドを選ぶ際には、将来像も含め、自分や家族の生活スタイルをよく考えて、長く使えるベッドを選びたいですね。
▲同じ組み合わせでも、独立して配置すれば夫婦仕様の寝室に。ファブリックで変化を楽しむのも◎
お話を伺ったのは…
インテリアショップ IKUS FURNI&COO広島
アドバイザー 横屋 睦実さん
心地よい音楽をかけて、ゆったりと家具をお試しいただいています。
お部屋のカラーやレイアウトに合わせてご提案をいたします。
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