注目の演劇作品「目頭を押さえた」2月22日から上演 | アシタノ メインコンテンツにスキップする

注目の演劇作品「目頭を押さえた」2月22日から上演

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演劇界の第一線で活躍している演出家と地元の演劇人が創作活動をする「演劇引力廣島」の第19回プロデュース公演「目頭を押さえた」が2月22日から5日間、JMSアステールプラザ多目的スタジオであります。大阪発のユニット「iaku」を主宰し、劇作家・演出家として評価が高い横山拓也さんを迎え、オーディションで選ばれた俳優8人が質の高いドラマを繰り広げます。

多彩なキャストで質の高いドラマ

「目頭を押さえた」の顔合わせの様子。

 

「目頭を押さえた」は、2012年に初演(演出・上田一軒)された後も、21年にパルコ劇場のプロデュース公演(演出・寺十吾)として東京芸術劇場で上演されるなど繰り返し再演されてきた作品です。今回は、脚本を書いた横山さん自身が初めて演出。物語の舞台を広島に置き換え、キャストには地元の中高校生から東京で活動する俳優まで多彩な顔ぶれをそろえました。

 

稽古場の様子。

 

物語は、伝統的に林業をなりわいとしてきた中国地方の山間の集落を舞台に展開します。写真家としての才能を開花させていく高校3年生の遼といとこで同級生の修子を軸に、家族や教師たちの人間模様を描きます。(写真は広島市文化財団アステールプラザ提供)

横山拓也さんのプロフィル

 

1977年生まれ、大阪府出身。大阪芸術大在学中から演劇活動を始め、2012年に演劇ユニット「iaku」を立ち上げる。「エダニク」(09年)で劇作家協会新人戯曲賞、「ハイツブリが飛ぶのを」(17年)で文化庁芸術祭賞新人賞。「The last night recipe」(20年)が岸田国士戯曲賞最終候補作品に。22年2月には、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信された演劇引力廣島のリーディングセッション「雉はじめて鳴く」を演出。また、同年夏に初の小説「わがままな選択」を出版。iaku代表作の一つである「あつい胸さわぎ」もまつむらしんご監督によって映画化され、23年1月から全国の映画館で公開。また、劇団俳優座に書き下ろした「猫、獅子になる」が、同年2月に第30回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。4月には三鷹市芸術文化センター 星のホールで、iaku『あたしら葉桜』(演出:上田一軒)を公演予定。

作品情報

演劇引力廣島第19回プロデュース公演

「目頭を押さえた」

作・演出:横山拓也

出演:朝倉真琴、池村匡紀(クロムモリブデン)、石松太一(青年団)、市原真優、下駄愛花(グンジョーブタイ)、田中惇之、力爽真、平上鈴

開演日時:22日19:00、23日14:00、19:00、24日19:00、25日14:00、19:00、26日14:00

会場:JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島市中区)

チケット料金:(前売)一般3000円、学生・シニア(65歳以上)1500円(当日)一般3500円、学生・シニア2000円

問い合わせ 広島市文化財団アステールプラザ 082-244-8000

この記事を書いた人

仁科久美(メディア中国編集部 ライター・編集者)

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