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【住まいるナビ】理想の暮らしから考える家具コーディネート①

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「こんなお部屋で暮らしたい!」と思う 好みの写真からテーマを考えよう

住まいの家具コーディネートを考えるとき、アプローチの仕方は、大きく分けて二つあります。一つは、色や素材、形など、「こんな部屋がいいな」という好みのデザインからテーマを考える方法。もう一つは家族構成や生活動線など、ライフスタイルから考える方法です。今回は好みのデザインからコーディネートを考える方法をご紹介しましょう。

 

好みのスタイルを聞かれたとき、「明るめで」「ナチュラルに」「北欧風」など、漠然としたキーワードで話をしがちです。もちろん、最初のキーワードとしては必要な言葉ですが、もっとイメージを具体的にしていくために、インターネットを活用する手があります。SNSでの発信が浸透している現在では、ネット上で好みのスタイルを探すことは難しくありません。まずは「この雰囲気好きかも」という写真を集めてみましょう。たくさん集めることで、好みのデザインの傾向が見えてくるはずです。

 

傾向が分かってきたら、次は集めた写真のどこに惹かれたのか、もう少し細かく考えてみましょう。例えば、最近ではグレー系のグラデーションを生かしたお部屋や、アクセントにグレーを使ったお部屋などが人気のひとつですが、一言で「グレー系」といってもそのスタイルは千差万別です。

 

下の写真はどちらもグレー系のコーディネートですが、事例①は壁面にウォルナット系の濃い色の木材を使うことで、落ち着いた雰囲気のコーディネートに。家具にも濃い色の木製家具を採用し、トーンを合わせています。事例②は同じグレー系でも「とにかく明るくナチュラルに」というご要望。壁や床、家具やファブリックも、アクセントになるほどの濃色は使わず、明るいグレー系でそろえています。

キッチンに濃色系のグレーを採用し、カーテンやクッションにもグレーを生かしたコーディネートに

 

ダイニングの壁にウォルナット系の木材を貼り、家具にも同じトーンを展開

 

キッチンの壁はキナリ寄りのグレー、ソファやカーテンはブルーグレー。明度をそろえて明るい雰囲気に

 

また、以前のご相談で、「明るい雰囲気にしたい」というご依頼で明るい色味の合わせ方に悩まれているお客様がいらっしゃいました。よくお話を聞いてみると、室内窓にアイアンが使われていることが分かり、ナチュラルな中にアイアンの黒を軽く利かせたコーディネートの基本スタイルが固まりました(事例③)。

白とライトグレーの明るい空間の中に少しだけ黒をプラス。ナチュラル過ぎない絶妙なバランス

 

好みの写真を比べて、どれがより好みか、それはどうしてなのか、じっくり考えてみることで、理想のコーディネートに近づきます。自分だけだとテーマを絞り切れない場合は、集めた写真を見せながらご相談いただくことで、一緒に方向性を見つけていくこともできます。

お話を伺ったのは…

インテリアショップ IKUS FURNI&COO
東広島アドバイザー
野村 渚さん

 

6月3日(土)〜7月2日(日)
IKUS広島ショップではソファの展示バリエーションを増やしていきます。この機会に座り心地などお気に入りを見つけてください。

IKUS FURNI & COO 東広島ショップ
東広島市西条土与丸4-3-31
TEL:082-422-7870

 

IKUS FURNI & COO 広島ショップ
広島市安佐南区西原9-6-10
TEL:082-554-0382

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アシタノ編集部

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