【アンガールズ山根良顕のPAPAっと育児】第9回 お肉屋さんにあいさつする娘に、襟を正す | アシタノ メインコンテンツにスキップする

【アンガールズ山根良顕のPAPAっと育児】第9回 お肉屋さんにあいさつする娘に、襟を正す

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生きていく中で大事なことの一つは「あいさつ」。あいさつされて嫌な人はあまりいないと思うし、とにかくしておいて損はなし。あいさつに技術は必要ないし、簡単にできることですよね。面白いことは言えなくても、あいさつはできます。あいさつをするしないで、仕事のやりやすさや気持ちよさが全然違ってきます。これはどの業界でも共通していると思います。

 

娘にもあいさつできる人になってほしくて、親としてお手本になる姿を見せてきました。幼稚園の帰り道では、いつも親子でお肉屋の店員さんにあいさつをしていました。お店に近づくと、娘が「今の時間だと、こんにちはかな?こんばんはかな?」と緊張気味で聞いてきたのはかわいかったなぁ。店員さんから話しかけてもらえることもあって、娘はとてもうれしそうでした。2人で明るい気持ちになって帰っていたことを思い出します。子どもがちゃんとあいさつしてるんだから、僕も忘れずにしないと示しがつかないですよね。子どもの姿に襟を正しています。

 

ある日、娘と横断歩道を渡っているとき、「なんで手を上げないといけないの?」と聞かれました。「危険だから、車に自分の居場所を知らせるためだよ」って説明しながら、その目的をすっかり忘れて、自分は手を上げて渡っていないことに気づきました。大人になっていつの間にか手を上げなくなったけれど、周りに危険がないかを確認する大事さを娘に思い出させてもらいました。子どもに教えたいことはたくさんあっても、そのお手本を示すのって意外と難しいです。

 

ほかにも、子どもに教えながら僕ができていないことはたくさんあります。娘に「早く寝なさい」と言うけど僕は早く寝ないし、「嘘ついちゃダメでしょ」って言いながら嘘をつくこともある。ちゃんとしなきゃなって反省します。娘がいなかったらそんな自分の矛盾に気づくこともできなかったし、自分に向き合うこともしなかったと思うんです。子どもを通して、自分の振る舞いを改めて見直す機会や、忘れてしまっていた大事なことを思い出す機会をもらっています。

アンガールズ 山根良顕

お笑い芸人。1976年生まれ、広島市安佐南区出身。2000年、田中卓志とともにお笑いコンビ・アンガールズを結成。現在は7歳の娘のパパ。趣味は野球観戦、ラジオ・ポッドキャスト鑑賞、筋トレ。

 

Instagramアカウント @ungirls_yamane

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アシタノ編集部

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