果物が主役　スイーツ巡り／広島ぐるグルメ

果物の卸や小売りを手がける幟タマル（広島市南区）直営のフルーツカフェです。ボリューム満点のパフェやクレープが評判で、幅広い年齢のお客さんでにぎわいます。

今の時季の一推しは、シャインマスカットを一房近く使うぜいたくなパフェ（１９８０円）。ブドウの粒が花びらのように盛られています。「見た目でも喜んでもらえるように飾り付けています」と店長の桐原実可子さんは話します。皮ごと食べられるシャインマスカットはシャキッとした歯触りとすっきりした甘さが特徴。バニラアイスや濃厚なぶどうシャーベットと一緒に食べると、多彩な味のハーモニーを楽しめ、最後までスプーンが止まりません。

イチゴとブルーベリーの「ベリーベリースムージー」

手軽に飲めるスムージーも。「ベリーベリースムージー」（７４８円）は、甘酸っぱいイチゴとブルーベリーにバニラアイスと牛乳を加えた、まろやかなドリンクです。（難波亮子）

みずみずしい果物の断面と真っ白いクリームが美しく映えるフルーツサンドの専門店です。果物はその時季に味が良い産地を選んで入荷し、店内で調理した１５種類ほどが並びます。庄原市産の夏イチゴや三次ピオーネ、古江イチジクを使った「いちご」「シャインマスカットピオーネ」「いちじく」（各６８０円）がお薦めです。

「手に取ったときにずっしりと重みを感じてほしいので、クリームをたっぷり使います。クリームチーズを加えているので、しつこくないですよ。ぺろりと食べられるはず」とオーナーの錦織圭佑さんは話します。
パンは、ある程度硬さがあり甘みの少ないものを選びました。果物とクリームの邪魔をしないパンを探して、試作を繰り返したそうです。「お土産にも喜ばれます」と錦織さん。土日祝日限定でクレープ（４種、各５５０円）も販売しています。（田中美奈子）

広島市佐伯区のジ・アウトレット広島内にあるタルト専門店です。メニューは約１０種類。イチゴやバナナなどの定番に加え、地元の特産フルーツを使ったタルトも期間限定で並びます。

その一つが、尾道産イチジクを使った「いちぢくタルト」（カット６７０円、ホール５２５０円）です。尾道産は甘みが強く、もっちりとした食感が特徴。「イチジクの味わいを引き立てるため、カスタードクリームの甘みを抑えています」と店長の武井千奈津さんは話します。タルト生地には上品なこくとあっさりした後味のグラスフェッドバターと、米国産アーモンドを使用。サクサクとした歯応えが、フルーツやカスタードとマッチしています。
この他、みずみずしいシャインマスカットがたっぷりのったタルトや、モモとクリームチーズを合わせたタルトも人気です。（吉本真人）