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【アンガールズ山根良顕のPAPAっと育児】第12回 一年の終わり、娘のことを徒然なるままに

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自身のSNSやYou Tubeチャンネルなどで育児記録を発信し、チャイルドカウンセラー※の資格も持つアンガールズ山根良顕が育児中に感じるあんなこと・こんなことを綴ります。
※(一社)日本能力開発推進協会

 

このコラムが始まってから、娘とのこれまでの日々を改めて思い出す機会が増えました。一年の終わりに、コラムでは取り上げていないけど僕が思ったことを徒然と書いてみたいと思います。

 

僕の仕事について。芸人としてどんなことをしているのかは、娘が小さいころから話してきました。スタジオやライブに遊びに来たこともあったし、朝の生放送のラジオも聴いてくれていたみたいです。ラジオ番組は僕がパーソナリティーで、アナウンサーの方と一緒におしゃべりしています。番組を聴いた娘は、帰ってきた僕に「楽しかった?」ってよく聞いてきました。考えてみると、僕も、娘が学校から帰ってきたら「楽しかった?」って聞いたなぁ。「うん、楽しかった」と言われると安心したりして。娘もほっとしていたのかも。

 


子育てをしていて、昔と違うなぁと感じたことがあります。僕は小学生のころに給食が食べきれず、好き嫌いも多かったので、昼ごはんの後の掃除の時間、そして放課後までも残って食べていました。当時の教育方針として「頑張って食べきった」という経験が自信につながる、という狙いがあったのかもしれません。でも学校の狙いとは裏腹に、無理に食べさせられた苦い記憶はしっかり残っているけど、ちゃんと食べきれていたのか、どうやって一日を終わらせたのかはまったく覚えていないんです。

 

昔は決まりごとはクリアしなければならないっていう雰囲気が強かったように思います。「できたら良くて、できないとダメ」というシンプルな評価。でも子育てをしていると、今は違ってきていると感じます。僕はできることはもちろん良いことだと思うけど、できないからダメという空気はつくらないようにしたいんです。娘もいろいろな挑戦を次々としているけど、とりあえずやってみて、できるようになる「努力」をしてほしい。頑張ってみるって楽しいし、それができなくても、頑張った事実はダメじゃない。タイミングを変えるとできちゃったりすることもありますから。みなさん、今年一年、何かチャレンジしたことありますか?それがある方は、きっと充実した一年を過ごされたのだと思います。僕は、娘と妻が留学に旅立ったことで始まった一人暮らしです。

話はがらっと変わりますが、娘とお人形遊びを始めたとき、「温泉旅行に行こう」という不思議なシチュエーションに付き合いました。職業柄、つい娘を笑わせたくなって構成を考えたりオチをつくったりしたのですが、娘に「人形遊びに笑いはいらない」と言われました。人形遊びの醍醐味は日常の再現。面白いはいらないんですよ。コントとは違う難しさを感じました。あ〜、そろそろ温泉もいいなぁ。みなさん、よい年末年始をお過ごしください。

アンガールズ 山根良顕

お笑い芸人。1976年生まれ、広島市安佐南区出身。2000年、田中卓志とともにお笑いコンビ・アンガールズを結成。現在は8歳の娘のパパ。趣味は野球観戦、ラジオ・ポッドキャスト鑑賞、筋トレ。

 

Instagramアカウント @ungirls_yamane

この記事を書いた人

アシタノ編集部

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