【片付けの小部屋】見えなくても隠しきれない「みすぼらしさ」
新しい年にもなったことですし、心機一転、買い替えたいものがあります。それは、家の中にある「みすぼらしいモノ」です。
私が今、みすぼらしいと思っているモノは、下着、室内用の靴下、大好きだけど汚れてきたカバン、つま先が痛んできたパンプス、息子のゴムのびのびの靴下、穴が空いたシーツ、ガシガシになってきたタオル、毛玉がついたセーターとタイツ。こうして挙げるのも恥ずかしいです。
のびのびでも、よれよれでも、薄々でも使えますし、人に見せるわけでもないから「まぁいっか!」とダラダラと使い続けてしまいます。それらを目にするたびに、「みすぼらしい」という言葉が頭にちらついて、心が騒がしくなります。人の目には見えないけど、自分のだらしないところを隠しているような気持ちになるからかもしれません。
片付けも同じで、見えないように隠したところで「まいっか」「とりあえず」という気持ちは隠しきれないのでは。本当は片付けていないことを知っている自分の心が騒がしくなるのだと思います。
お部屋の中にも、まだ使える、何かに使えるかもと使わないのに持ち続けているモノがありませんか。それらが、せっかくのインテリアをみすぼらしくしてるかも。みすぼらしいモノや場所をなくす、またはきちんと片付けることで、見た目も心もすっきりと明るくなります。身の周りにあるみすぼらしいモノを見直してみてください。
adviser:伊藤オリエさん
片付け整理収納アドバイザー・ライフスタイリスト。
片付けのキーワードは、片付けの先にある理想の暮らし、暮らしの満足度が上がれば人生の満足度も上がる。
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