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広島の旬で地産地消! 明日食堂04

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春先になると店頭に並び始めるサヤエンドウ。広島では特に「きぬさやえんどう」と「スナップえんどう」の生産が盛んです。どちらも、収穫初期の若いえんどうを早採りし、さやごと食べるもの。そんなエンドウの特徴や“豆”ちしきをご紹介します。

きぬさやえんどう

長さ5〜6cmと小さく、実が感じられないほど薄いのがきぬさやえんどう

 

広島では主に三原市、尾道市の因島で生産されます。品質の高さは全国的にも有名。料亭向きの選別も行っていることから、関西市場を中心に定評がある産地です。令和元年11月に営まれた大嘗祭では広島県の供納品として選出され、30年前の平成の大嘗祭に続いての選出となりました。

スナップえんどう

因島での生産が盛ん。旬の時期は春と秋。熱を加えると甘みが増すことから、子どもにも好まれる食材です。料理方法が簡単で、忙しいご家庭にも喜ばれる野菜でもあります。

一般出回り時期

8~9月に種をまき、年内から収穫する作型と、10~11月に種をまき越冬させて春先から収穫する作型の、二つの作型で栽培されています。

日々の食事に取り入れたい! 栄養をたっぷり含むエンドウ

ひと粒ひと粒は小さいですが、栄養価に優れており、生活習慣病の予防や、健康な体づくりに欠かせない豆類。3大栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物が含まれ、エンドウは50%以上が炭水化物で構成されています。生体機能の維持・調整に必要なミネラル類、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB群、さらに、ポリフェノールなどの機能性成分や、便秘の予防・改善に役立つ食物繊維が豊富に含まれています。

 

日本では、甘く味付けされた調理法が多いですが、海外では煮込み料理など、さまざまな調理法で食べられています。

豆ちしき|「エンドウ」は、収穫されたときの「状態」で 呼び方が変わる!

エンドウを若いうちに採り、さやごと食べるものがサヤエンドウ。きぬさや・スナップえんどうがこれに当たります。もっと若い芽のうちに収穫したものは豆苗、実を食べるものとして出回り、未成熟で収穫されるものがグリーンピース、成熟乾燥後に収穫されるものがエンドウ豆と呼ばれています。

この記事を書いた人

アシタノ編集部

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