グリュックスシュバイン 店主 山﨑 泰宜さん／今週のキラリ人

グリュックスシュバイン 店主 ハム・ソーセージ職人 山﨑 泰宜さん

やまさき・やすのり　１９７９年広島市西区生まれ。広島修道大を卒業後、２０１３年８月に広島県安芸太田町で「グリュックスシュバイン」を開店。18年から佐伯区

本場ドイツの製法でうま味を引き出す
「安全でおいしい加工肉を食卓に届けたい」。そう話すのは、専門店「グリュックスシュバイン」（広島市佐伯区）の店主でハム・ソーセージ職人の山﨑泰宜さん。最小限の食品添加物で作る「本場ドイツの製法」で肉本来のうま味を引き出したハムやソーセージが好評だ。
白を基調にした明るい店内には約40点の商品が並ぶ。同店の売れ筋は「粗びきウインナー」。卵や小麦を使っていないので、アレルギーの子どもでも安心して食べられる。
大学生の時に趣味で作ったハムやベーコンが、おいしいと喜ばれたのがきっかけで職人を目指した。2010年から３年間、国際コンテストで受賞歴のある「厚木ハム」（神奈川県）工場長・嶋崎洋平さんの下で修業を積んだ。師に認められ、最初の店を広島県安芸太田町に出店。16年にあったドイツの国際見本市では、出品した10点のうち９点が金賞に輝いた。「受賞は目標の一つだったので自信になりました」とほほ笑む。民家を改装した建物の老朽化で昨夏、佐伯区内に移転した。
「添加物の少ない生ハムやサラミ作りにも挑戦し、多くの人に味を広めたい」と力を込めた。

キラリと輝く三つのマイルール
★1 自分の気持ちに素直になる
★2 常に疑問を抱く
★3 満足しない