初夏の山代で自然楽しむ/ぷちとりっぷ
初夏の山代で自然楽しむ
清流沿い 列車でゆったり
岩国市北部の4町(錦町、美川町、美和町、本郷町)一帯は、古くから「山代」と呼ばれ、豊かな自然が広がるエリアです。3月には、錦川鉄道に新駅が誕生。ホタル観賞やアユ料理など、自然の恵みを堪能しに出掛けませんか。
見晴らし抜群 新駅誕生
岩国市の川西駅から錦町駅までを約1時間で結ぶ錦川鉄道錦川清流線に、26年ぶりの新駅となる「清流みはらし駅」が3月に誕生しました。出入り口も改札もない展望専用の駅で、車でも徒歩でも行けない場所にあります。通常の列車は停車しないため、月に1回程度運行するイベント列車の乗客しか訪れることができません。
6月8日の「清流みはらし列車」(4500円・要予約)は、岩国駅と錦町駅を往復する貸し切りイベント列車。途中停車する清流みはらし駅では、眼下に川底まで透き通った錦川、山側に「錦川みはらしの滝」を望むことができます。のどかな風景を眺めながら、ゆったりとした鉄道の旅を楽しみましょう。
展望専用の「清流みはらし駅」
岩肌を流れ落ちる「錦川みはらしの滝」
問い合わせ先/錦川鉄道 0827-72-2002
香り格別 日本一のアユ
錦川では6月1日にアユ漁が解禁。友釣りを楽しむ太公望でにぎわいます。支流の一つ、宇佐川のアユは、姿や味などを競う全国大会「清流めぐり利き鮎大会」で過去に2回グランプリを受賞。周辺の道の駅や宿泊施設では、塩焼きや甘露煮など各種アユ料理が味わえます。清流のケイ藻を食べて急流にもまれたアユは、雑味がなく、うま味や香りが格別です。
問い合わせ先/錦川観光協会 0827-72-2354
ホタル乱舞 幻想的な光
錦川とその支流は、中国地方でも有数のホタルの名所です。5月下旬から6月中旬まで、午後8時から9時をピークに、川辺には無数のホタルが出現。暗闇を明滅しながら飛び交い、幻想的な光の光景をつくり出します。6月15日には錦町で恒例の「府谷ほたるまつり」を開催。ホタル観賞のほか神楽や特産品バザーなどもあります。
開催日時/6月15日(土)18:00から
会場/府谷集会所前広場
問い合わせ先/090-7891-4611(グリーン山里会 弘兼)
昨年の様子
<寄ってみよ!>
宿泊プランで温泉満喫
「深谷峡温泉 清流の郷」では、ホタルが飛び交う7月上旬まで、1泊2食の宿泊プラン(8500円から)を用意。コテージに泊まり、肌にスッとなじむ湯が自慢の温泉や、バスによるホタル観賞(500円)が楽しめます。
岩国市錦町宇佐郷1075 0827-74-5100