スマホ巡って義母と娘バトル/蝶子のおしおき部屋
CUE編集室ご意見番・蝶子
CUE編集室のメンバー。人生の荒波をくぐり抜け過ぎて、ドSキャラに。蝶子の「おしおき部屋」では、読者のお悩みに愛のムチ(?)でお答えします。
スマホ巡って義母と娘バトル
同居している70代の義母と高1の娘がバトルを繰り広げて困っています。義母がスマートフォンを離さない娘に、「そんなの見てると頭が悪くなる」と頭ごなしに言うので、娘がふてくされて祖母に寄りつかなくなりました。(40代、女性)
簡単な話です。おばあちゃんにスマートフォンを持たせればいいのです! おばあちゃんにも、娘さんが夢中になっているモノを体験してもらってはいかがでしょう。そして、スマホの指南役を娘さんに任せましょう。何より、お年寄りが最新機器を持つと使いこなそうと必死になるので、活性化されて元気になります。
私の77歳老父も半年ほど前、ガラケーをスマホに変えました。しばらくは、無料通信アプリLINEに「かかかかか…」と「か」がずっと続く謎のメッセージが届くので、どうなるんだろうと思っていましたが、半年ほどで何とかこなせるようになりました。今では絵文字も使うので、「じーちゃん、チョー進化じゃね?」と孫に褒められています。ただ、スマホをきんちゃく袋にしまい込むので困っていますけどね。何はともあれ、「スマホ成功体験」のおかげで、父は少し明るくなりました。おばあちゃんも変わりますよ!
一方で、スマホを離さない娘さんをおばあちゃんが心配するのも少し理解できます。難しい年ごろですが、食事の時などはスマホに集中しないように、家族の会話にそれとなく娘さんを引き入れましょう! よろしくて!
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芥川賞を受賞した小説「ニムロッド」は、人工知能(AI)に代表される高度なテクノロジーをテーマにしています。究極の利便性や合理性、効率化を手に入れて全能に近づいたとき、人の欲望はどこへ向かうのか―。他人とのつながりや情報収集をスマホに頼りがちな若い人ほど薦めたい一冊です。
上田岳弘著『ニムロッド』(講談社)
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