くもんの先生/輝くワークママ
輝くワークママ
仕事を子育てにも生かしワークライフバランスを実現
公文式 東本浦教室 指導者 平原 久永さん(44)広島県熊野町
Profile ひらはら・ひさえ/公文式アルバイトスタッフを経て、1997年の大学卒業と同時期に教室開設。子どもは長女、長男、次女、三女の4人
理想の教育の姿と実感
年中から高校3年まで公文へ通い、大学入学後はスタッフとしてアルバイトをしました。教員志望だったため採用試験を受けてはいましたが、最終的には公文教室開設の道を選択。ただ開設後も教員への夢を諦めきれず、途中で1年間ほど高校の非常勤講師を兼業で経験しました。実際に学校で働いてみて、一人一人の生徒に適した教え方ができる公文の方が、自分の思い描く「自学自習に導ける」教育に近いものだと気付き、それ以降は公文一筋で働いています。
助言をもらい多くを学ぶ
私の場合は開設当時まだ若く、結婚や子育ての経験もなかったため、教室運営の部分では少なからず不安もありました。そんなときに支えてくれたのは、他教室の先生たちです。勉強会で会うたびにアドバイスをいただいて多くのことを学ばせてもらい、仕事のことだけではなく人としての幅が広がった気がします。こうした人との出会いは、公文の魅力だと感じています。
私は出産してからも仕事を続けています。4人の子育てや家事と仕事の両立は大変ですが、それでも働けているのは公文だから。いつの間にか仕事を通して、子どもに何をしてやればいいのかを私自身も学んでいたので、悩むことなく自分の子育てができました。実際、わが子にも公文の学習をさせ、仕事での経験が子育てをずいぶん楽にしてくれたと思います。
子どもと共に共同作業
子どもと一緒にいられる時間が限られるため、「量より質」と考えて、一緒に工作するなど意識して共同作業をするようにしてきました。中でも食に関することは昔も今も大切。家族の健康を守るという意味でも子どもと共同作業をするという意味でも、お菓子やパン、ハム、ソーセージなど作れる物はできる限り一緒に手作りします。子どももそのことを意外と覚えているようで思い出も増えるし、料理もできるようになるので、これはやってよかったなと思います。
年中行事も大切にしており、最近では、子どもたちと月見団子を作りました。
この仕事のやりがいは、子どもたちの成長を長く見守ることができること。親子2代で通ってくれる教室にしたいです。公文は自学自習が特徴のため、自ら勉強する意欲や姿勢を身に付けられます。そうした自主性は、大人になってからも役立つものです。公文は人が成長するための一つのツール。それぞれに合ったサポートをしていきたいです。
奥深い手描き友禅の世界
「筆の里工房」で行われている友禅教室に月1回通っています。伝統技法による本格的な手描き友禅を習うことができ、一つ一つの工程が細かいのですが、その分奥深く、毎回楽しく取り組んでいます。記念すべき初めての作品は、この下がり藤。額に入れて飾ろうと思っています。
ある1週間のスケジュール
月 午前/家事 午後/教室準備
火 教室日
水 研修&先生たちと勉強会
木 午前/家事 午後/教室準備
金 教室日
土 家族との時間
日 家族との時間
教室日のタイムテーブル
5:00 起床、お弁当・朝食作り
7:00 朝食、新聞を読む
7:30 家事、夕食準備
9:00 教室へ移動
10:30 教室準備、スタッフと打ち合わせ
12:00 昼食
13:00 教室開始
21:00 教室終了・片付け
22:00 帰宅、家事、入浴
23:30 就寝
「くもんの先生って?」
現在広島県内では、約430人の公文の先生が活躍中。教室は週2回、1日5時間程度から開設できます。家事や子育ての時間とのバランスが取れるのも大きな特長です。また先生になるための研修制度やサポート体制が整っており、安心して開設することができます。開設に際しても、さまざまな援助制度を設けています。説明会では援助制度、先生の仕事と魅力、公文式学習法の特長などをお伝えします。まずは説明会に参加してみませんか。
〈取材協力〉公文式 東本浦教室 広島市南区東本浦町16-31 本浦コーポ福島1階 090-6408-1391