【HIROSHIMAおしごと図鑑】-輝くワーキングママインタビュー- 介護福祉士 編
利用者さまに、思いやりと心と心が通う介護支援
知識や経験を積めて、笑顔あふれる職場環境です。
社会福祉法人かきつばた福祉会
特別養護老人ホーム 府中福寿苑
副施設長兼生活相談員 石橋 美佳さん
自宅からも通いやすく、やりがいのある仕事
専門学校で介護福祉士の資格を取得後、介護老人福祉施設に就職。結婚を機に退職し、その後クリニックでパートとして勤務。産休・育休を経て、次男が小学生になることを機に府中福寿苑に入職しました。介護福祉士をめざしたきっかけは同居していた祖母の影響が大きかったと思います。「高齢者に携わる仕事がしたい」と専門学校に進学し、今でも「祖母が嫌なことはしない」という考えのもと、認知症気味の利用者さんが同じことを繰り返し言ったりしてもすぐには否定せず、まず受け入れるよう心がけています。
前職では、1時間近くかけて3人乗りの自転車に子どもを乗せて通勤。保育園の送迎はいつもギリギリ、夕食作りで毎日バタバタでした。今は自宅からも近く、何かあってもすぐ自宅に戻れる距離の職場を選べたので助かっています。
府中福寿苑に入職時は、デイサービスの生活指導員として立ち上げから関わらせていただきました。ゼロからのスタートでしたが、利用者さんが少しずつ増え、デイサービスに活気がうまれ、現在では職員が定着することもできました。一緒に働いてきた介護職員さんに相談員の役割をバトンタッチしながら、副施設長も兼務しています。
最近は朝、家族が起きてくる前に大好きな韓国ドラマを見ることにハマっています。またストレスがたまった時は、ひたすら野菜の千切りを行って心を落ち着かせています(笑)。
信頼できる仲間とともに、利用者さんを支援
介護職のやりがいや良さは、たくさんの人に出会えることです。そして信頼できる職場の仲間がいることです。障害があったり、認知症をお持ちの方もいらっしゃいますが、とことん話を聞いて「何を伝えようとしているのか」「どんな言葉をかけてほしいのか」を考えながら対応します。そんな時、利用者さんの笑顔が見られたときはこの仕事をして良かったと思える瞬間です。
介護の仕事は出会いと別れの繰り返し。どんな風に人生の最期を迎えたいと思っているのか、どんな風に毎日を過ごしたいと願っているのかをコミュニケーションをとりながら追求し、利用者さんの思いに寄り添いながら、一緒に働く仲間と支援していきます。一人では仕事はできないので、多くの言葉を交わすことでチームの力や自分の力が向上していくことを実感できるとても素敵な仕事です。介護の世界に入るきっかけは何でも良いと思います。「人と関わるのが好き、人に携わる仕事がしたい」…。素直で優しい人なら介護職に向いているはずですよ。
特別養護老人ホーム 府中福寿苑の働き方
Q. 介護の仕事に興味がありますが、資格がなくても働くことはできますか?
A. 資格や経験がなくても、人や高齢者に携わる仕事がしてみたい人や介護に興味のある人は大歓迎です。利用者さんの思いに寄り添いながら、一緒に働く仲間とチームで支援し、サポートも充実しています。
Q. 子育て中です。時短や勤務日数など相談に応じてもらえますか?
A. 業務が忙しくなる時間帯や職場で求められる人員配置を満たすために、早番や遅番といった時間帯をずらしたシフトもあります。各部署の上司がすべて女性なので、子育ての相談や悩みにも気軽に応じています。