【住まいるナビ】～共働き世帯の住まい探しトレンド～

時代の変化とともに、マイホームを検討されているご家族の中には、共働き世帯が増えているなという印象があります。そこで今回は、「時間に追われる忙しい毎日の中でも、自宅で過ごす家族の時間を大切にしたい」という願いをかなえる、共働き世帯の住まい探しのポイントをご紹介してみましょう。

共働きの魅力は一世帯に二つの収入源があること。マイホームを検討する場合でも、住宅ローンを夫婦それぞれで組めたり、自由になるお金が多い分、住宅予算を増やせたり、金銭面のメリットはとても大きいでしょう。ただ、住宅ローンの支払いは長期に渡るということを忘れずに、まずは、家族の将来像について、しっかり話し合っておくことをオススメします。子どもが生まれた場合、今までの働き方を続けるのか、時短勤務やパートを検討するのか。夫婦二人の今は街なかのマンションが気になるが、家族が増えたらどうしたいのか…。家探しは家族の将来設計のチャンスでもあります。銀行はもちろん、不動産会社でもライフプランに基づく資金計画のアドバイスも可能なので、まず相談してみるのもよいでしょう。

次に考えたいのが立地です。夫婦それぞれの勤務先への通いやすさは重要ですが、実は共働き世帯で多いのは「実家の近く」というキーワード。「同居」にはなかなか踏み切れない場合でも、「近居」なら、仕事が忙しいときにご実家のサポートが期待できるかもしれませんね。また、立地は予算にも影響します。希望の駅周辺で探せない場合は、同じ路線で少しエリアを広げたり、新築だけでなく中古物件も検討したりすれば、希望の住まいを探せる場合もあります。今はリノベーションで素敵に生まれ変わる物件も多いので、選択の幅は広く持たせておきたいですね。

▲中古のマンションや一戸建ても、リノベーションで快適に生まれ変わる

さらに共働き世帯の住まいのポイントといえば、暮らしに便利な設備の存在は欠かせません。例えば、収納力があり、出し入れもしやすいウォークインクロゼットや、ビルトインの食器洗い機は今や定番。さらに最近では不在時に荷物の受け取りができる宅配ボックスや、テレワークに対応できるカウンタースペースを備えた物件なども多くなっています。物干し用途のみのバルコニーではなく、ブランチやカフェタイムを楽しめる広いインナーテラスなど、おうち時間を豊かに過ごすためのスペースを設けるケースも増えています。

さまざまなニーズを受けて物件が多様化するなか、マイホームでどんな風に過ごしたいかが家探しのベースです。「忙しい毎日だからこそ、自宅でのんびり過ごしたい」。そんな思いを、まずはお近くの不動産会社でご相談ください。きっとあなたの住まい探しの力になってくれるはずです。