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【住まいるナビ】~失敗しない家具選びのポイント②~

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人の動きや空間の余白も考えて 正しいサイズの家具を選ぼう

お気に入りの家具を見つけ、サイズを確認し、購入を決めたはずなのに、いざわが家に搬入されてみると「思ってたのと違う」…。実はこれもよく耳にする失敗談のひとつです。使い勝手がよく、素敵なインテリアを実現するためには、ただ「家具がそのスペースに入るかどうか」だけではなく、「正しいサイズの考え方」があるのです。今回はそのポイントをご紹介しましょう。

 

例えばソファまわり。人が普通に通れる幅を考えると、通路幅は60~70cm程度は欲しいところ。+10cm程度確保できれば、ゆとりのある雰囲気になります(写真1)。スペースが限られている場合は、背面や左右の片側を壁付にする手も。リビングテーブルを置くなら、ロータイプを選べば大きめでも圧迫感がありません。ただ、用途が「ちょっとコーヒーや読みかけの本を置いておきたい」という程度なら、サイドテーブルのほうが使い勝手がよく、空間も圧迫しません(写真2)。重視するポイントを絞って「ちょうどいい」家具を選びましょう。

ダイニングまわりでも、椅子を引いたとき無理なく座れるどうかが大事です。後ろに回って椅子を引いて座ることを考えると、壁までの距離は90cmほど必要。一方、背もたれなしのベンチタイプなら、椅子を引く動作がいらないので、省スペースでも対応できます。テーブルとチェアを別々に選ぶ場合は、テーブルの脚の間に椅子が収まらないということにならないように注意しましょう。また近年、コロナ禍もあり、家族が食卓で過ごす時間は長くなっています。4人がけで使うなら、150~160cm程度がオススメ。天板の長さを変えられるタイプを選ぶのもよいかもしれませんね(写真3)。

 

次に寝室。ベッドを配置してもクローゼットや部屋の扉が開けやすいか確認しましょう。また、子どもが小さいうちは親子一緒に寝ることが多く、ベッドを複数組み合わせるケースも(図4)。MAX何人まで?いつまで一緒に寝る?など考えて選びましょう。場合によっては、当面は和室・和布団という選択もあります。そしてもう一つ、重要なのが「搬入サイズ」です。ベッドマットは分割や折り畳みが出来ないので、エレベーターに乗るか、通路や階段が通れるか、釣り上げて部屋の窓から搬入することが可能かなど、事前に確認が必要。最近は細かくサイズオーダーできるベッドもあるので、活用するのもよいでしょう。

家具店やインテリアショップを訪れるときは、自宅の図面を持っていくと相談がスムーズです。お店のスタッフは、図面を見れば、扉の開きや通路幅なども考慮しながら、最良のサイズについても教えてくれるはず。相談しながらベストな選択ができるといいですね。

お話を伺ったのは…

インテリアショップ IKUS FURNI&COO アドバイザー
上原 直子さん

住宅営業の経験を持ち、住まいとインテリアのバランスにも詳しい。

いろんな家具を扱っており、自由な組み合わせでご提案できます。

IKUS FURNI & COO
東広島市西条土与丸4-3-31
TEL:082-422-7870
https://goo.gl/maps/yo91nDCqpb5XAsQ7A

https://www.instagram.com/ikus_furniture/

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アシタノ編集部

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