【住まいるナビ】マイホーム、はじめの一歩

理想の住まいに出会うための第一歩は、自分たちの予算を把握すること。「夢のないことを…」と思われるかもしれませんが、予算を知ることで大きな判断の指針ができ、家探しを進めやすくなるのです。例えば、どうしてもここに住みたいというエリアの希望がある場合、予算に照らし合わせて考えれば「一戸建ては難しいけど、中古マンションなら探せそう」「土地が高いから敷地は小さめで探して、建物プランで工夫できる予算配分にしよう」というように、家探しの方向性が見えてきます。

住宅購入はライフプランの中でも大きなイベントのひとつ。「子どもが小学校に入学する前にマイホームを持ちたい」「定年までにローンの支払いを終えたい」などの事情があるなら、家族にとっての“買い時”はその時です。専門家でも判断しづらい金利動向や物件の供給数などを不安視するよりも、自分たちのタイミングを逃さないようにしたいですね。

ローン返済が不安な時は、家賃や駐車場代などの「現在の支払い」ベースで予算を考えてみましょう。住宅ローンを組む場合には、付帯の生命保険に加入することがほとんどなので、現在の保険料分を住宅予算に組み込める場合もあります。ただし、金利上昇やライフステージに伴う家計の変化などを考え、ゆとりのある設定をしておきたいですね。

「どんな家？」よりも「どんな暮らし？」をイメージするのがオススメです。「子どもにはのびのび育ってほしい」「リモートワークにも対応できるようにしたい」「キャンプグッズなどをしまえる外収納が欲しい」など、理想の暮らしをイメージし、書き出してみましょう。出てきた条件に優先順位をつけておけば、家探しやプランニングの指針になります。

イオンモール広島府中にある住まいの情報センター。キッズスペースもあり、相談しやすい雰囲気。

「自分たちの支払い可能な予算を知りたい」「条件に合う物件の情報をいち早く入手したい」という時は、お近くの不動産会社や住宅相談窓口を活用するのがオススメ。「家族の意見がまとまらない」という時も、第三者に相談することで解決策が見つかることも少なくありません。「まだ具体的に決まってないから…」と遠慮せず、まずはお気軽にご相談を。

トータテ住まいの情報センターでは、たくさんの住まいの情報を紙の資料やタブレットを使ったシステムでチェックできる。女性スタッフが多いのも安心。