大切な人に贈りたい逸品/ぷちとりっぷ(広島市中心部)
人気の焼き菓子カヌレ、老舗ベーカリーのクッキー缶、広島をイメージしたインク―。大切な人に贈りたくなる、誰かに薦めたくなる逸品を、広島市中心部で見つけました。
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります
- 目次
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- ・ 立町カヌレ
- ・ 多山文具 本通ヒルズ店
- ・ 広島アンデルセン
立町カヌレ
定番8個入り 違いを楽しんで
洋菓子カスターニャ(広島市東区)が運営するカヌレ専門店です。カヌレは、溝の付いた専用の型で作る、フランスの伝統的な焼き菓子。生地の外はカリッと香ばしく、中はしっとりした食感が特徴です。
手土産には、味の食べ比べができる8個入り(2050円)がお薦め。大小の「プレーン」をはじめ、定番8種が入っています。「プレーン」は、ラム酒とバニラが香り、優しい甘さです。大小で焼き加減が違い、大きい方が、生地の外と中の対比をはっきり感じられます。広島産レモンのアイシングをかけた「シトロン」は、甘酸っぱさが口中に広がります。「カヌレはできるだけ当日召し上がってください。最大3日間持ちますが、その場合は冷蔵保存が必要です」と専務の竹村通子さん。
冷凍で販売する「広島レモンチーズケーキ」(1404円)も好評。レモンの酸味が際立つ爽やかな一品です。
(難波亮子)
- 店名
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立町カヌレ
- 住所
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広島市中区立町6―7
- 営業時間
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午前10時~午後7時
- 定休日
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年末年始
- お問い合わせ
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082(259)3250
多山文具 本通ヒルズ店
広島を色で表現 万年筆インク
文具やオフィス用品を扱う老舗店です。創業から今年125周年を迎えました。
万年筆用のオリジナルインク「カラートラベラー」(2200~2420円)を2019年から売り出しています。土地や名産物などにちなんだ36色があり、そのうち24色が広島にまつわる色です。「宮島スカーレット」は厳島神社(廿日市市)の大鳥居の朱色をイメージしています。生産量全国1位のレモンを表した「広島レモンイエロー」は青みがかった黄。大久野島(竹原市)のウサギのモフモフした毛並みを思わせる「大久野島ラビットモカ」はラメ入りの茶色です。従業員の意見を取り入れながら色を開発。年3、4回新色を発表しています。
店長の石津良子さんは「色で広島を楽しんでほしい。『あの色の町に出掛けてみる?』といった話題になればうれしい」と話します。
(宮地佳代)
- 店名
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多山文具 本通ヒルズ店
- 住所
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広島市中区本通8―23―3階
- 営業時間
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午前10時~午後8時
- 定休日
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元日
- お問い合わせ
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082(248)2221
広島アンデルセン
クッキー11種 「幸せ」缶に詰め
パンのある豊かな暮らしを提案します。「小さな幸せを大切にするデンマークの人々の暮らしがお手本です」と、企画チームの塚本陽子さんはにっこり。店頭で焼くパンのほか、ワインや総菜、デザート、食卓を彩る花などもそろいます。
缶に小ぶりなクッキーを詰め合わせた「リュッケ」(2160円)は、贈り物にぴったりです。ドライラズベリーとざらめが載ったハート形のバタークッキー、ナッツ入りでざくっとした食感のクロッカンなど、11種類が入っています。「リュッケ」はデンマーク語で「幸せ」を意味する言葉。「幸せなひとときを過ごしてほしい」という思いが込められています。
「ひろしまサワーブレッド」(907円)は酸味が特徴のパンです。発酵に用いるサワー種には、オリジナル酵母と、日本酒の製法「生もと造り」の過程で取り出した乳酸菌を使っています。
(難波亮子)
- 店名
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広島アンデルセン
- 住所
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広島市中区本通7-1
- 営業時間
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ベーカリーマーケット午前10時~午後7時30分、サンドイッチスタンド午前7時30分~午後5時、2階レストラン午前11時~午後9時(土日祝日は午前8時~)
- 定休日
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不定休(8月は24日が休み)
- お問い合わせ
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082(247)2403