【枡田絵理奈の連載コラム】第3回 「カープ」と、マスパン
広島の街が真っ赤に染まる
楽しいシーズンになりますように。
いよいよ今年のプロ野球も開幕ですね!アナウンサーとしてスポーツ番組を担当していた頃は、ただただワクワクしながら開幕を待っていましたが、プロ野球選手の夫と結婚してからは、楽しみな気持ちと緊張が隣り合わせ。ケガなく一年走り切れますように…何よりも、充実した日々を過ごして、楽しく野球ができますように…と願いを込めて、ホーム開幕の日はお赤飯を炊いて送り出します。
ところで、実は私、マツダスタジアムには数えるほどしか行ったことがないんです。子どもたちが小さい頃は、すぐに走り回って、観戦どころではなくなってしまうような状態でしたし、子どもたちが少し落ち着き始めてきた頃、そのままコロナ禍に入ってしまったので、行く機会がなかなかなくて…。友だちや親戚が広島に来てくれた時などは行きますが、基本は家で子どもの寝支度をしたり、夫のご飯を作りながらのテレビ観戦がメインです。
そんな中でも昨シーズンは、子どものお友だちご家族に誘ってもらって、初めて「ユッタリーナ」というシートで観戦しました。テーブルがあるのがとても便利だし、後ろの席を気にせずに立ち上がれるので、子連れでも安心して楽しめました。正直、試合時間の半分くらいは子どもの遊び場にいた気もしますが、青空の下でのお友だちファミリーとの観戦は、とても楽しく特別な時間になりました。
さて、カープといえば、真っ赤に染まったマツダスタジアムでの熱気ある応援が醍醐味だと思いますが、私が特に好きなのは、スタジアムに向かうカープロードの赤い人の波。関東では球場に着いてからユニホームを着る人が多く、ぱっと見ではこれからプロ野球を観に行くというのがわからないのですが…広島は、全身から溢れる「今から応援行きます」感!ユニホームの背中からワクワクが伝わってきて、こちらまで笑顔になってしまいます。
そして、広島の街にいると、日常の暮らしの中でカープを感じる場面がたくさんあって、とても素敵だなぁと感じます。スーパーのBGMでカープの応援歌が流れていたり、子どもたちが日常的にカープの帽子をかぶってくれていたり、いろいろなところでカープを応援してくださる様子を目にして、「こんな恵まれた環境で野球ができて幸せだね」と夫ともよく話しています。
堂林家の3兄妹も7・5・3歳になり、パパの仕事のこともよくわかるようになってきたので、今シーズンは、パパの頑張る姿を一緒に観に行けたらいいなと思っています。広島の街にうれしいニュースがたくさん届くようなシーズンになりますように☆
枡田絵理奈 2008年TBSテレビに入社後、「SUPER SOCCER」「チューボーですよ!」など、さまざまなジャンルの番組で活躍。広島東洋カープの堂林翔太選手と結婚し、2015年退社。現在は広島で3人の子育てをしながら、フリーアナウンサーとして活躍中。
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