自己啓発本、参考にする?/読者投稿
〈投稿テーマ〉自己啓発本
成功の秘訣(ひけつ)、体験談などが書かれた本は、数多く出版されています。参考にしたことはありますか。敬遠してしまいますか。
コイ菊池選手の哲学
広島東洋カープ、菊池涼介選手の著書「異次元へ」は、自己啓発本としても読むことができました。華麗な守備など野球に対するポリシーだけでなく、気持ちを切り替える方法、チームメートへの接し方などが書かれていて、自分にもとても参考になります。(ブルーバード/47歳・広島市中区)
都合のよい箇所だけ参考
目次を見て、項目をチェックし、気になるところだけ読みます。自分に都合のよいことだけ心に留める、占いに近いような読み方かもしれません。それでも、少し気持ちが楽になります。(かなみ/28歳・広島市東区)
読まなくても周りにヒント
過去に読んだ自己啓発本は、「上から目線」のものが多く、悩みを解決するつもりが、かえってつらくなることも…。わざわざそういう本を読まなくても、文学作品、雑誌、新聞、テレビなどを何げなく見ていると、迷っている今の自分を助けてくれるような言葉との出合いがあります。そのタイミングに感謝することがよくあります。(むゥ/53歳・廿日市市)
できることを続ける
何からどう動いていいのか分からず、相談する人もいなくてつらかったとき、わらにもすがる思いで読みあさったことがあります。本に書いてある通りにできない自分に嫌気が差したり、「やらなきゃ」という思いがストレスになったりすることもありました。今では、簡単に始められることからやってみて、その時の自分に合っていることを続けていくという、緩いスタンスで取り入れられるようになりました。(和洋折衷/34歳・福山市)
編集室からひとこと
「自分を変えたい」「悩みから解放されたい」と、自己啓発本を参考にする人も多いようです。でも、大事なのは、自分で考え行動すること。本に書いてあることはヒントの一つと思う方がよいのかもしれません。