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【住まいるナビ~希望を叶える間取りのポイント~】住む人の豊かなつながりを生む 「抜け感」のある居場所づくり

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住む人の豊かなつながりを生む 「抜け感」のある居場所づくり

家での時間の多くをLDKで過ごす現代にあっては、つかず離れずの家族の距離感を保てる「居場所」づくりが重要です。

 

縦空間を生かした多層構造で、変化のある間取りを実現するスキップフロアなら、家族の時間をもっと豊かなものにしてくれます。例えば下の写真の事例では、ダイニングから数段上がった中2階にリビングスペースを配置。目的ごとに空間を分けながらも、ふと視線を動かせば家族の気配を感じ、言葉を交わせるひとつながりの空間に。さらにその奥に緑の借景を生かした開口を設けることで、外への抜け感も感じられる居心地の良いLDKを実現しています。

 

ほかにも、おもちゃを自由に広げられる子どもスペースや、持ち帰った仕事ができるパソコンスペース、本棚を設けてゴロゴロしながら読書できる畳コーナーなど、用途は多彩。家族みんなが自由な時間を楽しみつつも、視界の「抜け」を確保することで、家族の気配を共有できます。

 

スキップフロアがない場合でも、小上がりの和室を作る、ダイニングの一角にカウンターテーブルを設けるなど、リノベーションの工夫で「居場所」作りを検討してみるのもいいかもしれませんね。

▲キッチンからスキップフロアにいる子どもの様子もよくわかる

▲スキップフロアにDJブースを設置。音楽がLDK全体に広がる

 

株式会社ジューケン 代表取締役 吉川 富志夫さん

土地の条件や住む人のライフスタイルに合わせた、居心地の良い住まいを数多く手掛ける建築家

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アシタノ編集部

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