【HIROSHIMAおしごと図鑑】-輝くワーキングママインタビュー- 理学療法士 編
あいわ在宅療養支援ステーション
リハビリ副主任/理学療法士
柚崎 茜さん
創意工夫をして利用者さまのリハビリをサポート。 さまざまな経験が自身の成長にも繋がります。
家族、会社の仲間のサポートがあってこそ
理学療法士を目指したきっかけは、高校生のときに入院していた祖母のお見舞いでリハビリの専門職を知ったことです。在宅支援の理学療法士を目指して、専門学校を卒業後、まずは現場を知るために病院に就職。結婚・出産を機に退職し、通所リハビリテーションへ転職。その後、第2子妊娠を機に退職し、出産後に念願だった現在の訪問看護の職場に就きました。
今の職場は通勤のしやすさと職場内の風通しの良さ、在宅でリハビリが行えることが決め手でした。就職当時から、スタッフのアットホームな雰囲気に助けられています。仕事の相談はもちろん、子育ての相談にのってもらったり、「お互いさまだから」と声をかけ合いながら、子どもの体調不良時にサポートをしてもらったり。今では利用者さまもスタッフも増え、リハビリの貴重な経験を積むことができています。また居宅サービスも併設しているため、ケアマネジャーさんから学ぶ機会も多いですね。
ライフスタイルの変化に応じて転職をしてきましたが、はじめは仕事・家事・育児をこなすことに精一杯の日々でした。仕事とプライベートの気持ちの切り替えも苦手で、毎日ヘトヘト。それでも、家事を手伝ってくれる夫や成長した子どもたちと協力していくうちに、自分のペースを掴めるようになってきました。最近は家族で公園やショッピングに出かけて気分転換をするのが休日のささやかな幸せです。
1人1人としっかりと向き合える仕事
理学療法士は、運動機能が低下した方の回復・機能維持をお手伝いする仕事。たとえば、退院後に自宅で料理ができるように、作業療法士と相談して福祉用具を使って調理ができるようにするなど、ご本人やご家族の要望をお聞きしながら生活環境の改善を目指しています。自分の提案したことがうまくいき、自宅で安心して生活が送れている様子が見えると嬉しいですし、利用者さまが気付いていない能力を引き出せたときのやりがいも大きいです。
今の職場は「スタッフに継続して活躍してほしい」という会社の思いが強く、育児や家族の介護など個々の事情に応じて、扶養内、パート、時短、正社員などさまざまな働き方ができます。私は現在、パートでありながら副主任という責任ある立場を任せてもらっています。今後ももっと経験値を上げ、新たに仲間になる方たちにも訪問看護の楽しさを知ってもらいたいと思っています。
医療・介護の現場は多くの職業で成り立っています。私は理学療法士ですが、リハビリの仕事は種類も多く、とても奥が深くてやりがいを感じます。活躍の場は多様だと思いますよ。
あいわ在宅療養支援ステーションの働き方
Q. 訪問看護リハビリの専門職に興味があります。どのような職種のスタッフが働いていますか?
A.「あいわ」の訪問看護では、看護師20名、リハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が20名、併設の居宅介護支援事業所でケアマネジャー6名が働いています。
Q. 育児期間のブランクがあり、現場に復帰することが不安です。サポートはありますか?
A. 訪問看護リハビリの経験がない方にも、しっかりとした教育体制でサポートしています。体調不良等での急なお休みにも対応できる体制も整っています。子育て世代も多く在籍しています。