【片付けの小部屋】袋の数は不安の数かも!? 自分軸でモノと付き合って
エコバッグやポーチ、巾着袋、紙袋など「袋持ちすぎ問題」に困っていませんか。ポーチをつい集めてしまい、置き場所に困っていると相談がありました。「でも家族が袋を探しているときドヤ顔で袋を差し出します。このときのために集めていたんだって報われた気持ちになるんです」とのこと。
収集癖がある人は、安心したいという心理でモノを集めてしまいがち。特にティッシュなど消耗品を集める人はこの傾向が強く、同じモノを集めてしまいます。モノの数は不安の数といえます。
でも、集めることが幸せで、誰かの役に立って報われた気持ちになるならそのままでいいと思います。見逃してほしくないのは、置き場所に困るというストレス。
たくさんのポーチを収納したいなら、そのスペースを確保するために他のモノを整理しましょう。スペースに合わせて定量を決める、すっきりさせたいのならお気に入りだけに厳選。「何個あれば生きていけるか」と自分に必要な数を考えてみてください。
エコバッグやポーチは、粗品や景品で知らないうちに手元に増えていきます。ついつい取っておきたくなるのは、「モノが何かに使えるかも」という“モノ主体”の考え方。本来は、「私が使いたいか」の“ワタシ主体”の考え方で、自分の願望や使ったかどうかの実績から、そのモノを手元に置くか判断してください。モノに振り回されることなく、自分軸でモノとお付き合いを。
adviser:伊藤オリエさん
片付け整理収納アドバイザー・ライフスタイリスト。
片付けのキーワードは、片付けの先にある理想の暮らし、暮らしの満足度が上がれば人生の満足度も上がる。
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