【枡田絵理奈の連載コラム】第14回 2023年、マスパン。
初めての挑戦だらけの2023年。2024年もステップアップ!
今更ながら2023年を振り返ってみます。 2023年は、気がつけば、初挑戦だらけの一年でした。
まずは、声優!映画『リトルマーメイド』で一言声優という企画があり、私はベリー売りの役をいただきました。セリフはたった一言。「ベリーいかが?」こんなに簡単で短いセリフなのに、本番では悪戦苦闘。映像の尺にピッタリ合わせることでさえ難しいのに、そこから更に「アリエルとの距離感を想像ながら話してください!」「もっと感情を込めてみて!」「もっと落ち着いた声で!」と、次から次へと要望が…。だんだん、緊張で喉の奥が閉まってきて、思うような声が出せなくなってしまい、たった一言に何十テイクもかけてしまいました。申し訳ないやら情けないやらで、そこからしばらく、人魚もベリーも見たくない!というくらい落ち込んでしまいました。しかし完成した映画を観たら、しっかりと馴染んでいて一安心しました。気を抜いたら聞き逃してしまいそうなあっという間の出番でしたが、そんな小さな役でもここまでこだわって作られているのだと知り、映画を見る目が変わりました。
年に一回放送のレギュラー番組『クイズ★正解は一年後』という番組では、さまざまな初体験をさせてもらいました。紅白歌合戦に対抗して、128人連続でけん玉を大皿に乗せるというギネス記録に挑む企画では、人生初のけん玉に挑戦。息子がけん玉の握り方から教えてくれて、一年間一緒に練習してくれました。本番は128人中私がトップバッター。ギネス記録へのチャレンジは失敗してしまいましたが、私はすべてのチャレンジで大皿に乗せることに成功!いい経験になりました。
また、かねてから夫がプロ野球のゲームで自分のキャラクターを使って戦っている様子を見て「自分がゲームになるってどんな感じだろう?」なんて思っていたのですが、なんと私もゲームのキャラクターになったのです!『あつしの名探偵』というNintendo Switchのゲームソフトの中で、マスパンとして登場しています。ゲーム化されたのも人生初でしたが、そのゲームの発売を記念して、お渡し会&撮影会なるものをさせていただきました。まさかこの歳になって、アイドルのようなことをするとは思ってもいませんでした。前日の夜中の生放送で発表したにも関わらず、なんと当日は300人を超える方が早朝から並んでくださって、「番組を見て笑って辛い時期を乗り越えられた」「この番組を楽しみに一年間頑張っている」「マスパンは俺の青春です!」など、本当に、全部メモして心に残しておきたいくらい、うれしい言葉をたくさんいただきました。
図らずも、お仕事でいろんなことに挑戦し、貴重な経験をさせていただいた2023年。2024年は自分の意思で、新たな扉を開いていきたいと思います。
枡田 絵理奈 2008年TBSテレビに入社後、「チューボーですよ!」「SUPER SOCCER」など、さまざまなジャンルの番組で活躍。広島東洋カープの堂林翔太選手と結婚し、2015年に退社。現在は広島で3人の子育てをしながら、フリーアナウンサーとして活躍中。
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