【ひろしまgourmetトリップ】国際女性デー編
今回のグルメトリップは、いつものエリアめぐりはお休み!「国際女性デー」にちなみ、飲食業界で活躍する女性を特集します。感性を生かして、真摯に料理と向き合う2人の女性をご紹介します。
- 目次
大竹市 日本料理 魚池
お客さまの「おいしい!」が 聴きたくて
家族がおいしいと喜んでくれたのがきっかけで、料理が大好きになったという保家さん。調理師になるため、最初は大阪の専門学校へ進むつもりでしたが、家庭の事情で断念したそうです。そんな時、知人を介して出会ったのが現在の勤務先である日本料理の店、魚池。偶然にも店主の池田さんは、かつてめざしていた学校の講師を長らく務めていた人物。以来、マンツーマンで指導を受け、料理の腕を磨いてきました。保家さんに池田さんの印象を聞くと、「料理の師でもあるが、どちらかといえば家族のような人」とのこと。彼女の挑戦を後押しし、ときには厳しい助言もくれる、温かな存在なのだそう。まだまだ女性比率が低い料理人の世界。そんな中、彼女がめざすのは、繊細さと気くばりが光る料理。地元・大竹だからこその一品を届けたいそうです。
▲落ち着いた雰囲気のお座敷は、季節ごとに変わるしつらえも楽しみ。
家族のイベントや記念日など、特別な日の会食の舞台にぴったりです。
▲自分なりのテーマで、自分らしさを演出したいという保家さん。目下のテーマは自身の名前にちなんで、“彩り良さ”。師匠・池田さんのアドバイスから生まれたテーマです。
▲食べんさい店グランプリの2部門で、それぞれ優勝を獲得した池田さんと保家さん。「二人で同じ景色が見られて、感慨もひとしお」とのこと。厳しい料理界の中にあって、アットホームな距離感の師弟関係は新鮮!
▲「おいしい!広島 食べんさい店グランプリ」で優勝したメニュー、「牡蠣とレモンの寿司タコス」。広島県と友好提携するメキシコ・グアナファト州へ代表料理人の一員として派遣された際、現地で食べたタコスが手巻き寿司に似ていることから思いついたメニュー。近々、御膳仕立てにして、正式にメニューに加わる予定です。
- 店名
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日本料理 魚池
- 住所
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大竹市西栄3丁目2-17
- TEL
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0827-52-2511
- 定休日
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水曜 ※その他月2回不定休
- 営業時間
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【平日】
お食事処11:30〜14:00(13:30までの入店)
お座敷11:30〜14:30・17:30〜21:00(要予約)
仕出し10:30〜18:30
【土日祝】お座敷11:30〜15:30(要予約)
仕出し10:30〜18:30(日曜は 17:00まで)
- 駐車場
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20台
広島市中区・立町 Niche(ニッチ)
デザートはもっと自由でいい!
各地のホテルでパティシエとして研鑽(けんさん)を積んできた水谷さん。コースの最後を彩るはずのデザートがおまけ扱いされているのが悔しくて、デザートが主役のコース専門店をオープンさせました。店内はお客さまのサードプレイスとしてくつろげるよう、あえてカウンタースタイルをチョイス。作り手とおしゃべりを楽しみながら、ゆっくりデザートを楽しんでほしいという思いが込められています。パティシエとしてのモットーを尋ねると、お客さまに伝えたいのは、「デザートは甘いものだけではない」ことだそう。自由に五感で味わってほしいから、意外な食材をはじめ、苦味や酸味、辛味なども大胆に取り入れて、違和感なく楽しめるサプライズを提供したいそうです。お供にはワインなどのドリンク類も取りそろえ、自由で、新しいデザートの楽しみ方を提案しています。
▲小さな同窓会や女子会などにもよく使われるniche。
ちょっとしたイベントで使うには、ちょうどよいスペース!
▲カウンター越しにお客さまと共有する時間が、なによりもシアワセと語る水谷さん。作る過程も見てもらいながら、デザートを丸ごと楽しんでもらいたいそう。
▲コースのメニューは月替わり。写真は取材時(2月)のアシェットデセール、フレジエ(“イチゴの木”という意味の仏式ショートケーキ)。
これまでの月替わりデザート
3月 ミモザカクテル
7月 マンゴーのひまわり
12月 クリスマスオペラとヌガーグラッセ
- 店名
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Niche
- 住所
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広島市中区立町5-2 Tビル3F
- TEL
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080-6317-0939※営業中はラインによる連絡が確実(HPからアクセス)
- 定休日
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月・火・水曜(Instagramで要確認) ※完全予約制
- 営業時間
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三部制 12:00〜/15:00〜/20:00〜22:30(L.O.22:00)
※日曜のみ18:00〜
- 駐車場
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なし ※近隣にコインパーキングあり
【3/7〜4/20まで】夜20時からフリー入店を予約優先で開始!アシェットデセール(皿盛デザート)をアラカルトで提供します。